【EUとの類比性】

3月9日 17:08 · 【EUとの類比性】1年近くにわたり三十年戦争に興味を持ち座学してきた。 興味を持った理由は、①中欧のプラハやブダベストに行ったことがきっかけではあるのだが、②スウェーデンのグスタフ・アドルフという名前にカッコよさを感じたことにも…

【戦いの3つのベクトル】

1月18日 · 【戦いの3つのベクトル】「世界の歴史17巻ヨーロッパ近世の開花(p196~203)」によれば、三十年戦争には3つのベクトルがあるという。一つは、オーストリアからバルト海への南北に縦断するベクトル。北へ伸張を図るハプスブルグ家とバルト海周辺…

【ウェストファリア条約】

1月9日 ウェストファリア条約の内容は以下の4つにまとめられる。(1)戦勝国フランスとスウェーデンが神聖ローマ帝国の領内に領土を獲得。(2)オランダ、スイスの神聖ローマ帝国からの独立を承認。(3)アウグスブルグの宗教和議の再確認とカルヴァン派への拡大。…

【フランス・スウェーデン戦争(第4段階)】

2016年12月31日 · 【フランス・スウェーデン戦争(第4段階)】グスタフ二世・アドルフの戦死により新教側は動揺し、分裂が進んだ。旧教側は士気が高まり、これに自信を持った皇帝はヴァレンシュタインを暗殺した。劣勢となったスウェーデンの宰相オクセンシ…

【スウェーデン戦争(第三段階)】

2016年12月30日 · 【スウェーデン戦争(第三段階)】三十年戦争の第三段階、スウェーデンの参戦である。スウェーデンはバルト海の制海権をめぐってロシア・ポーランド・デンマークと争っていたが、グスタフ二世・アドルフ(写真1)が王位についてオランダに…

【デンマーク戦争】

2016年10月1日 · 【デンマーク戦争】三十年戦争の第二部、デンマーク王クリスティアン4世の参戦を記述するのに丸1年ご無沙汰してしまった。そもそも三十年戦争は新教と旧教徒の対立から始まっているが、神聖ローマ皇帝であるハプスブルグ家とドイツの領邦…

【プファルツ戦争(第一段階の最終戦)】

2015年10月1日 · 【プファルツ戦争(第一段階の最終戦)】プファルツ選帝候フリードリッヒ5世は有力なプロテスタントであり、ボヘミア王に選定されたが、白山の戦いに敗れ「ひと冬のボヘミア王」とよばれた。お隣のザクセン選帝候もプロテスタントであったが…

【参考図】

2015年9月29日 · 【参考図】30年戦争は宗教戦争といわれるが、神聖ローマ帝国内の諸侯間の対立状況も絡み合い、第4段階のフランスが参戦するころには完全に列国(フランス、イギリス、オランダ、デンマーク、スウェーデン)間の国際戦争となった。より理解を…

【ボヘミア戦争(続き)】

2015年9月28日 · 【ボヘミア戦争(続き)】<白山の戦い>プラハ城窓外放擲事件後、ボヘミアのプロテスタント諸候たちは団結し、プファルツ選帝侯(ドイツ中西部のハイデルベルグ周辺)フリードリヒ5世をボヘミア王に擁立し、ハプスブルク家のフェルディナン…

【ボヘミア戦争】

― 2015年9月23日 · 【ボヘミア戦争】<背景>1517年、ルターによる宗教改革運動が始まり、教会やローマ教皇と対立するようになった。ルターの教説は教皇や神聖ローマ皇帝と利害が対立するドイツ諸侯、自由を求める都市の市民や農民たちの支持を得た。皇帝は…

【三十年戦争の概要】

2015年9月4日 · 【三十年戦争の概要】843年のヴェルダン条約により3分割されたフランク王国時代から一気に約770年ほど飛ぶが、最大の宗教戦争といわれる三十年戦争を整理してみたい。三十年戦争は4つの戦争から成り立っている。基本的にはカソリックとプロテ…

【中世西欧の始まり】

2015年9月4日 · ~頭の体操(整理)~今年の年賀状に「歴史・経済・環境など頭の体操をしながら健康寿命の増進に努めております」と書いたが、「ハプスブルグ家の歴史」の整理ができず、今日まで来てしまった。今年に入り、「アベノミクスとは何か」「マイソ…

【ハプスブルグ家の歴史】

2014年12月13日 · (1) ウィーンでは、ハプスブルグ家ゆかりの地と言うことで、オプション観光で新旧の王宮やシェーンブルン宮殿をガイドして貰った。何百年にもわたる王家の歴史の中で、女帝マリア・テレジア、ヨーゼフ1世がいつどこで何をしたと聞いても殆…

2014年10月15日 ·   【ハプスブルグ家による欧州支配】

ハプスブルグ家は中世の13世紀から20世紀初頭までの約700年間にわたる欧州の政治と文化に大きく関与してきた。その影響範囲は中欧のオーストリアばかりでなく、スペイン、ポルトガル、ポーランド、ドイツ、イタリア、バルカン半島までとヨーロッパ全域に及ん…

2014年10月9日 ·   【近代ヨーロッパの歴史の意義】

近代のヨーロッパの歴史は、聖と俗が複雑に絡み合った覇権をめぐる歴史のようです。聖はキリスト教の新教(プロテスタント)と旧教(カソリック)の争い、世俗は神聖ローマ帝国の皇帝をめぐる争いで、ハプスブルグ家のヨーロッパ制覇の戦いです。ハプスブル…